百合居温泉
とんでもない場所だ。ここは知らない人は絶対にたどり着けない場所にあるぞ。
北信の北の端、千曲川と並走する国道117号。
これは長野市と小千谷市を結ぶ路線で、小千谷市から国道17号にバトンタッチしつつも長野と新潟・長岡を結ぶ大動脈だ。
その路線の途中、栄村の平滝から県道408号に乗り換え、右折して橋を渡る。
渡り切ったら左折。
右をよーく見て曲がれるところを右折。
その次をもう一度右折。これが一番迷わないだろう。長いけど。
栄村役場の紹介では「手作りの案内看板はありますが、わからない場合は近所の人に尋ねてください。」とある。
なんて牧歌的。素朴極まりないのだ。あと案内看板は見当たんなかったぞ。
はてさてえぐい道案内ののちに見えるのが、プレハブ小屋。
決して倉庫などではない。プレハブ小屋で間違いないぞ。
百合居温泉
基本情報
施設名
料金
営業時間
休業日
泉質名
露天
サウナ
鍵付きロッカー
貴重品入れ
住所
施設ジャンル
駐車場
洗い場
シャンプー類
休憩所
食事処
百合居温泉
200円
12:00~20:00
火曜日
ナトリウム塩化物温泉
(低張性弱アルカリ性高温泉)
無し
無し
無し
無し
〒389-2703
長野県下水内郡栄村堺 長野県下水内郡栄村大字堺百合居1226
共同浴場
有り(5台)
有り
無し
有り(小規模)
無し
駐車場は5台も停めれるかどうかだが、来るのは地元民ばかりなので、何も問題はない。
プレハブ小屋特有の引き戸を開けると、目の前は壁。壁に、張り紙と穴がある。
「この中に200円を投入してください」とある。安い。賽銭方式だ。素朴だ。そんなんでいいのか。
さらに目の前にあるプレハブ小屋特有の引き戸を開けると、もう脱衣所だ。
脱衣所のサイズはキャパシティから見れば普通。5人くらいで着替えてても問題ないくらい。貴重品入れはなかった気がする。
さらにプレハブ小屋特有の引き戸を開けると、ついに浴場とご対面だ。
仮設。いかにも仮設。工場をイメージさせるねずみ色の浴槽だ。5~10人サイズ。
カランはあるが、シャンプー類はない。
それこそ地元の人がメインに使うんだから自前のシャンプー類を持ってくるのだろう。
お湯は無色透明。少し石油の臭いっぽい感じ。熱さは少し熱いかなくらい。
一応休憩所もある。めちゃくちゃ狭いのと、次の温泉に向かうのとで、利用はしなかった。
この施設は間違いなく地元民の使う場所で、外のお客様向けではない。大事に使おう。
ところで栄村の役場近くにある森宮野原駅。
なんなの?森宮野原ちゃんとか言うの?と思ったら森地区宮野原地区の合名だったのだ。
しかも宮野原地区は新潟県側なのだ。衝撃である。
萌えキャラブームがこの僻地に来たら「もりみや のはら」ちゃんではなく「もり みやのはら」ちゃんであることを祈ろう。